一人暮らしの悩みの1つ、貯金問題。
一人暮らしは何かとお金がかかり、全て自分のお金でやりくりをしなくてはないらいので思ったよりお金が貯まらないと悩む人は多いです。
そんな貯金問題の中でも、悩んでいる人が多い年齢は社会人1年目、2年目あたりの一人暮らしを始める人が多くなる20代前半が多いです。
手取り20万円だけどどのくらい貯金をしたらいいの?
手取り20万円の一人暮らしの毎月の貯金額の目安は?
手取り20万円の一人暮らしでも貯金は出来る?
今回はこのような手取り20万円の一人暮らしの人に向けて、貯金額の目安や貯金の仕方などについて紹介していきます。
手取り20万円の一人暮らしの貯金額の目安
いきなりですが今回のテーマの結論から発表していきます。
当然、貯金をどこまで重要なものと考えているかは人それぞれですし、言ってしまえば手取りがいくらであろうが、年齢がいくつであろうが貯金額の正解なんてものは人それぞれです。
ですが一般的に、毎月の貯金額の目安となるのは
- 手取り額の10%
- 手取り額の15%
- 手取り額の20%
だいたいこの辺りと言われることが多いですし、これだけ貯金が出来れば十分だと思います。
個人的な意見を言うと、一人暮らしを始めたての頃は毎月の支出額や支出の内容等の把握が難しいと思いますのでだいたい手取りの10%あたり。
一人暮らしに慣れてきたら徐々に貯金のコツもつかめてくると思うので手取りの20%貯金を目安に生活が出来れば理想的かと思います。
ちなみに、今回のタイトルでもある手取り20万円の一人暮らしの場合ですと
手取り20万円の貯金目安
- 毎月10%・・・2万円
- 毎月15%・・・3万円
- 毎月20%・・・4万円
これが目安になりますので、一人暮らしの始めたての頃は毎月2万円貯金を目標に、慣れてきたら徐々に貯金額を増やしていき、手取り20万円の20%の毎月4万円貯金を目標に出来れば理想的です。
手取り20万円の支出内容と貯金のコツ
さて、手取り20万円の一人暮らしの毎月の貯金額の目安は分かっていただけたと思いますが、実際のところ、手取り額の10%~20%の貯金って難しいのか?
すでに一人暮らしをしている手取り20万円程の人や、手取りが20万程でこれから一人暮らしを考えている人はそのあたりが気になると思いますので、実際に主な毎月の支出内容と主出額を例を出して見ていきましょう。
手取り20万円の一人暮らし 支出内容 例①
- 家賃・・・6万円
- 水道光熱費・・・1万円
- 食費・・・4万円
- 交通費・・・1万円
- 通信費・・・1万5000円
- 娯楽費・・・2万円
- その他・・・3万円 合計..18万5000円
この例ですと手取りが20万円だとしたら毎月の貯金額は1万5000円となります。
ちなみにですが娯楽費というのは趣味に使うお金や飲み会やお買い物などによる支出が含まれ、その他というのは生活用品の購入や不足品の購入、医療費や保険料等が含まれます。
もちろん、この辺りの支出については月によっても変わるでしょうし、人によっても変わってきますのであくまで1例に過ぎません。
この例を見てみると、やはり気になるのは食費になります。
一人暮らし貯金のポイントとして、やはり1番効果が表れやすいのが食費で、この例で言うと食費の多くは外食という場合ですと月の食費は4万円を超えてしまうケースも増えてきます。
毎日自炊をするとまではいかなくても、自炊を増やすだけでも食費は1万円以上減らすことは簡単に出来ますし、さらに工夫していけば食費を月1万円代で抑えることも難しいことではないです。
手取り20万円の一人暮らし 支出内容 例②
- 家賃・・・8万円
- 水道光熱費・・・1万円
- 食費・・・2万円
- 交通費・・・2000円
- 通信費・・・5000円
- 娯楽費・・・1万円
- その他・・・2万円 合計14万7000円
こちらは家賃が先ほどより2万円も高いですが、月の支出額で見ると先ほどの例①よりも約4万円も支出が少ないです。
こちらの例の場合、まず先ほども述べたように食費を自炊によって節約している。
他には通信費は格安スマホ等を利用することで大幅に節約し、交通費も車を持たず出来るだけ歩いて行動するなどといった工夫で節約が出来ています。
もちろん、これは人によって異なりますが、例えばですが家賃をやや高めにする代わりに車を持たず駅から近いお部屋を借りる。
こうすることで家賃は高くなるかもしれませんがその分車の維持費、毎月の交通費が貯金に回せます。
他にも、生活圏内にスーパーや薬局、病院等がある地域に住めば車の必要性も減ってきますよね。
娯楽費は1万円という設定にしましたが特に趣味がないという人であればこれよりも支出は抑えられますし、そうでなくてもあと2万円を娯楽費に回したとしても月に3万円以上は貯金に回せます。
この例②は、家賃はやや高めにはなるものの、その分節約を意識した生活で、そういった生活がしやすいエリアに部屋を借りるという工夫をした人の例になります。
例を2つ出しましたがどちらが正解というのは難しいですし、人によって生活のスタイルも変わります。
そもそも金額をだいたいで書いたのでこの辺りも人によって変わりますのであくまで参考程度でしかありませんが、一人暮らしの毎月の支出内容はこのような感じになります。
ポイント
これから一人暮らしを始めるという人の場合、実際に生活をしてみないと分からない部分も多いですので、まずはおおよその毎月使うお金の内容をリストにして(先ほどの例でいうところの家賃や食費みたいなところです)、おおよその支出額をシミュレーションし、やや多めにしておくと最低これくらいは貯金が出来そうというような目安になりますよ。
20代の一人暮らしの貯金の仕方やコツについては以下の記事で詳しく解説していますのでよかったらご覧ください。
手取り20万円の人の貯金のコツ
次にですが、手取り20万円の一人暮らしでも貯金をしっかりするためのコツを紹介していきます。
先ほど紹介した食費を抑えたりなどというのは本人の意識的な部分が大きいので今回は省略します。
ここからは、特にこれから一人暮らしを始めるという手取り20万円の人に向けて貯金のコツを紹介します。
実は一人暮らしで毎月貯金をするにあたり、お部屋選びの段階で貯金を意識したお部屋探しをすると毎月の貯金がしやすくなります。
家賃は収入に見合ってる?
一人暮らしで、毎月の貯金を楽にするコツとして大きいのは家賃等の固定費をしっかりと抑えることです。
当たり前ですが、家賃が8万円と6万円のお部屋では、どんなに節約をしようが家賃は毎月8万円と6万円です。
この2万円の差は非常に大きく、本人の節約の意識ではどうしようも出来ません。
ですので、家賃設定は毎月の月収の1/3が目安になり、貯金を意識するのであれば1/4を目安に決めるとその後の貯金のしやすさが格段に変わります。
ただ先ほども紹介しましたが、家賃を抑えることで生活圏内の環境が不便となるとかえって支出が増えることもあるのでそのあたりも注意してください。
都市ガスを選ぼう
ガス代も毎月の支出の1つです。
ガスを使用する場合、ほとんどが都市ガスとLPガスの2つに分かれます。
この2つですが、簡単にメリットとデメリットを踏まえて説明すると
都市ガス
道路下のガス管を通して各家庭に供給される
~メリット~
- ガス使用料金が安い
~デメリット~
- 災害時に復旧まで時間がかかる
LPガス
LPガスの入った大きなガスボンベから供給される
~メリット~
- 火力を出すことが出来る(家庭用では差はないです)
- 災害時に早く復旧が可能
~デメリット~
- 都市ガスよりも料金が高い(倍以上になることも)
このような違いがあります。
最大の違いはやはり料金で、LPガスの場合、料金設定が自由なんです。
公共料金とは異なるため、言ってしまえばガス会社の自由に値段設定が出来るというわけです。
LPガスの場合ガスの入ったボンベを業者の方々に運んでもらう形になりますので、どうしても人件費や配送費も高い料金に含まれてしまうので仕方ない部分もありますが、あまり調べずにガス会社を選んでしまうと毎月のガス代が大きな出費になってしまうので注意が必要です。
都市ガスには供給エリアがありますので、都市ガス供給エリア外の物件の場合はLPガスを使用することになるのでそのあたりは注意してみて下さい。
最近ではネット等でも、お住いの地域のガス会社の料金設定を調べることも簡単に出来ますのでチェックはしておくと良いと思います。
電気会社も慎重に選ぼう
ガスだけでなく、電気も生活には欠かせません。
電気会社に色々あり、当然ですが料金設定も会社によって様々です。
ですので料金もしっかりと理解したうえで電気会社を選んで下さい。
不動産屋でお部屋を契約すると、電気会社をおすすめされたり、契約の方を進めておきますよというような言葉につられ、勢いで契約してしまう人もいますので注意してください。
近年ではガスと電気料金をまとめて支払うとお得になるなどという料金プラン等もたくさん出てきていますのでそういったところまでチェックしておくと後に後悔することもないと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は手取り20万円の一人暮らしの貯金の目安について紹介をしました。
一人暮らしの毎月の貯金額の目安は手取りの10%~20%で、手取り20万円の場合ですと2万円~4万円が目安にります。
工夫をすれば4万円はもちろん、毎月それ以上の貯金が手取り20万円でも可能です。
まとめ
- 手取り20万円の貯金額の目安は2万~4万円
- 支出内容のチェックと節約できる部分を把握
- 家賃設定は月収の1/3~1/4が目安
- 都市ガスを選びましょう(供給エリア外の場合はガス会社選びは慎重に)
- 電気会社選びも慎重に(割引プラン等も増えています)
これらを意識していけば、毎月しっかりと貯金が出来ると思います。
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