一人暮らしは貯金が出来ないと言われることが多いです。
また、特に一人暮らしを始めるタイミングとして多い社会人1年目の人や20代の人は給料面でもまだまだ100%満足いく額がもらえている人もなかなか多くはないかと思います。
そんな中でも一人暮らしをするうえで毎月必要になる家賃や光熱費等、日々の出費は多くなっていきます。
そうなってくると毎月貯金がしたくてもなかなか出来ないと悩む20代の人はものすごく多いです。
それに、初めての一人暮らしという場合、お金の管理もすべて自分でしなくてはいけない難しさも感じるでしょうし、20代というのは仕事を覚えて成長していくのと同時に、プライベート面の充実さも求めるのは当然のことですので、そういった意味でもお金の支出は多く、貯金は難しくなっていきます。
それでもやっぱり貯金はしたい
20代だからこそ将来が分からないので貯金をしておきたい
今回はこのような20代の貯金に関する悩みについて、一人暮らしの20代の貯金のコツや方法について紹介をしていきます。
20代の月の平均貯金額は?
では世の20代の人たちは一体平均で月にどのくらい貯金が出来ているのでしょうか?
過去の様々な調査を見てみても、20代の1人暮らしの月の貯金額は
①2万円~5万円
②6万円~10万円
③1万円以下
だいたいこんな感じの3パターンになり、最も多いのは①の2万円~5万円という貯金額です。
とはいえ、これはあくまで参考程度の数値に過ぎませんし、各々の収入によって貯金額にも当然差が出てきます。
一般的に月の貯金額の目安としてよく言われるのが月の手取りの15%になります。
具体的な金額で言えば
- 手取り16万円・・・月2万4000円
- 手取り18万円・・・月2万7000円
- 手取り20万円・・・月3万円
- 手取り25万円・・・3万7500円
これくらいの月の貯金額が一人暮らしの20代としては目安になってきます。
確かにこうして金額を見てみると、もちろん月の手取り額にもよりますが、手取り額が少なくなればなるほど20代一人暮らしの貯金は難しく見えます。
ですが、それでも先ほど紹介した20代1人暮らしの平均貯金額を見ても分かるように、貯金が出来ている人は毎月しっかりと貯金をしています。
つまり、20代の一人暮らしは貯金が難しいと言われるが、しっかりと貯金のコツさえ知っておけば十分毎月貯金をしていくことは可能だということになります。
20代一人暮らし 貯金のコツ
では20代の一人暮らしが毎月しっかりと貯金をするためには具体的にどういった方法があるのか。
簡単な貯金のコツみたいなものをいくつか紹介をしていきます。
貯金額の目標を決めましょう
一人暮らしでも毎月貯金はしたいと思うのは誰しもそうだと思うのですが
「貯金をするぞ!」
「節約するぞ!」
まずはこんな風に意気込むところから始まると思うのですが、こういったザックリとした意気込みですと失敗に終わるケースや、思ったよりも貯金が出来ていないケースが多いです。
まずは、しっかりと月の貯金額の目標を正確に決めることが非常に大切です。
目標達成までの金額が数字としても見えやすいのでお金の管理がしやすくなります。
また、それだけでなく、実際にいくら月に貯金が出来たというのが数字として分かるので、目標を達成できた時の達成感が得られやすいですし、貯金へのモチベーションの維持にもつながります。
この貯金の目標金額については最初のうちは特に難しく考えず、無理のない範囲で全然OKです。
先ほど月の貯金額の目安について触れましたが、当然それ以下の金額にしても大丈夫です。
まずは貯金をするという習慣と、貯金が出来たという達成感を得ることで、自分なりに貯金のコツみたいなものが分かってくると思います。
ポイント
最初に貯金用口座のようなものを用意しておき、目標貯金額を最初にそちらへ移しておくと使ってもいいお金が目に見えて分かりやすいのでそういった方法もおすすめです。
通信費のチェック
毎月支払う固定費のチェックをしてみると、意外と貯金に回せるお金が増えたり、そんなに払わなくてもいいのでは?と感じるお金を見つけることが出来たりします。
分かりやすい例を出すと、通信費なんかはものすごく良い例です。
スマホの月々の料金は各社によって違いますし、プランによっても変わってきます。
中には月に通信費だけで数万円と支払っている人もいます。
ではこれを格安スマホに変えたらどうでしょうか?
格安スマホにも色々な料金プランがありますので一概には言えませんが、格安スマホに乗り換えただけで月に1万円を貯金に回すことが出来たというケースは非常に多いです。
ですが、だからといって全員が格安スマホに変えるべきだというつもりもないです。
今やスマホは生活の中で欠かせない物になりますので、やや高いお金を出してより良いサービスを受けたい。
もしくは今の料金プランに十分満足しているという場合は無理に変えてしまえば、生活の質を落とす原因にもなりかねません。
ですので、大切なのは
- 今の料金プランは自分に合っているか
- 支払っている料金分のサービスをしっかりと受けているか
- 料金とサービスの内容が釣り合っているか
こういった点を一度チェックしていて下さい。
ポイント
20代の1人暮らしで通信費の見直しで貯金額は1万円以上増えることもあります。
家賃は収入に見合っているか
もう部屋を契約してしまった場合はすぐに引っ越しをするわけにもいかないと思うので今後引っ越し等を考える時の参考にしてもらえれば良いですが、家賃設定を失敗すると貯金は難しくなります。
家賃というのは毎月定額支払わなくてはいけませんので、節約どうこうの問題ではなく自分の努力ではどうしようもない月の大きな支出になります。
「綺麗で大きな部屋に住みたい」
「生活がしやすい環境が良い」
こういった点はお部屋探しの時点で重視しますし、これらに当てはまる物件があればそこに住みたいと思うでしょう。
ですが、その物件が自分の収入に見合っていないと、貯金は出来ませんし、かえって生活の質を落とす原因にもなります。
家賃設定としては目安は自身の月の手取りの1/3です。
貯金をある程度しっかりとしたいのであれば1/4を目安にすると良いと思います。
ポイント
良い物件とは言え、収入に見合わない家賃の部屋を借りると貯金も難しいですし、生活自体が苦しくなるケースもあるので要注意です。
自炊をする
20代という時期は、これから仕事を覚える、もしくはまだまだ覚えたてということもあり、なかなかうまくいかず体力面でも、精神面でも疲れてしまうことも多いかと思います。
そんな疲れの中、どうしても食事を簡単にコンビニ弁当や外食等で済ませてしまっている人は多いです。
こういった食生活は非常に便利ではありますが、貯金という観点で見ると、あまり良くはないですね。
貯金を意識した自炊をすると、月の食費に大きな差が出ますし、それこそ通信費同様1万円以上貯金に回せるケースも多いです。
自炊はめんどくさいと感じる人も多いですし、そもそも料理なんて出来ないという人もいると思います。
ですが慣れてしまえば意外と出来てしまいますし、それこそ手際だってよくなります。
料理が出来ないという人でも、最近ならネットで簡単な料理なんて検索すればいくらでも出てきますし、細かい作り方も動画等で分かりやすく解説されていることもあるので、これを機に自炊を始めてみてはいかがでしょうか?
支出の内容をチェック
20代の一人暮らしの貯金のコツとして、毎月の支出の内容をチェックしてみると良いです。
家賃等の固定費はもちろんですが、食費や生活必需品費用。
あとは交通費やその他の出費の内容をチェックしておきます。
これらを月の終わりにチェックし、貯金額と照らし合わせると、意外と無駄な出費があることなどに気が付いたりします。
こうすることで次の月から気を付けるべき点が明確に分かるので貯金がしやすくなります。
ポイント
意外と多い出費としてついつい買ってしまったものや、ふらっと立ち寄ったコンビニ等での買い物があります。少額なものでも回数が増えると意外と大きな額にもなるのでそのあたりもチェックしてみると良いと思います。
20代の一人暮らしの貯金 注意点
20代の一人暮らしの貯金についてここまでいろいろと紹介をしてきましたが、注意点もあります。
これに関しては完全に私個人的な考えではあるのですが、貯金は確かに大切ですが、無理をしすぎるのはやめて下さい。
貯金のために食費を削るのは良いですが、削りすぎて毎日1食、しかもほんの少量しか食べない。
電気代を節約するために暑い、寒いのを我慢しエアコンをつけない。
確かに、こういった生活をすればお金は貯まりますが、健康面に問題が出てきますし、最悪命にもかかわります。
また他にも、20代という年齢は色々な経験、出会い色々あります。
余計なお世話かもしれませんが、貯金を第一に考えすぎて様々な大切な物や事を失ったりしないようにも気を付けて下さい。
まとめ
いかがでしたか?
今回は20代の1人暮らしの人に向けて貯金のコツや方法について紹介をしました。
20代の1人暮らしは貯金が難しい、出来ないと言われがちですが、そんなことはないですし、20代の1人暮らしの人でも貯金をしている人はしっかりと貯金をしています。
ちょっとしたコツさえ知っておけばわりと貯金はできてしまいます。
まとめ
- 20代1人暮らしの月の貯金額の目安は手取りの15%
- まずは貯金額の目標を決めましょう
- 通信費のチェック
- 家賃と収入のバランス
- 自炊をする
- 支出の内容をチェック
- 無理はしすぎない
これらを意識してみて、毎月の目標金額を貯金していきましょう。